今日から施行される新しい「こどものための法律」です。

法律が作られた背景をお伝えします。

日本は、1994年に国際条約「子どもの権利条約」を批准しました。この条約には「生きる権利」「育つ権利」「守られる権利」「参加する権利」という4つの子どもの権利が定められています。これまで、日本政府はそれぞれの法律の中で子どもは守られているという認識のもと、子どもについての新しい法律を作成してきませんでした。しかし昨今、いじめ・児童虐待やヤングケアラーなど子どもの権利を侵害する問題が多く存在しており、改めて「こどもの権利」を主体的に位置づけ、権利を保障する総合的な法律の整備が進められることになりました。

今回の法律が施行されたことで、国に「こども家庭庁」が新設されます。「こども家庭庁」はいわば子どもに関わる政策の旗振り役であり、監視役になる省庁です。どうしても縦割りになってしまう行政の施策を、生まれてから大人になるまで支援が切れ目なく行われるようにまとめ指導することになります。

具体的にどのように変化していくのかはこれからだと思いますが、より子どもたちが大切にされて生きやすい社会になることを期待したいですね！

全国で初めて愛知県で「ラーケーションの日」が導入されることになりました。時期は、今学期の2学期以降順次導入となるそうです。

ラーケーションとは、ラーニング（学習）とバケーション（休暇）を組みあわせた造語。この制度は、愛知県の「休み方改革」の一つとして、職種や働き方が多様化し、保護者と子どもの休日が合わず一緒に過ごすことができない家庭も多くあるという課題を受けて、設定されました。

具体的には、愛知県の公立学校（小学校・中学校・高校・特別支援学校）の児童は、平日に３日（年間）学校を休むことができるものです。また、この３日は欠席扱いになりません。ただし、ただ休んでいいわけではなく、あくまで目的は家族との校外学習を行うことです。そして、事前にラーケーションカードに記載された趣旨を踏まえて、親子で相談のうえ保護者が学校に届出を提出する必要があります。

詳しい運用方法は今後発表される予定です。

また、同じく今年度から「県民の日学校ホリデー」が導入されます。11月21日から27日までの「あいちウィーク」の期間中の1日を学校が「県民の日学校ホリデー」に指定し、休校日とします。そして、その休校日に合わせて保護者も有給休暇を取得して、子どもと過ごす時間にしてほしいという目的です。

子どもと過ごす時間がなかなかとれない親御さんもいらっしゃると思います。また、休日に習い事があり旅行等にいけないご家庭もあるかと思います。この新しい制度を利用して、ぜひお子さんと色々な体験や色々な場所に行ってください。それが子どもにとってもかけがえのない経験となります。

「しょうがっこうがだいすき」（学研　著：うい／絵：えがしら　みちこ）

小学校２年生の「うい」さんが、先輩として新入生に向けた「小学校生活を楽しく送るためのアドバイス」をえがしらみちこさんが絵本にしました。

「小学生になるまでにやるといいこと」「小学生になったらやるといいこと」が分かりやすく書かれています。

小学生が書いているため、すごく説得力もあり、子どもならではの視点で書かれているので、新入生にとってもわかりやすいと思います。

新しい環境に緊張もあると思いますが、心の準備として親子で読んで、胸を張って一年生を楽しんでください☆

「かにのしょうばい」（鈴木出版　文：新美南吉／絵：山口　マオ）

主人公のカニが床屋になるという物語です。南吉がカニはなぜハサミを持っているのかを想像して書いた絵本なのだろうと思います。物語の内容もほっこりしますし、かにのハサミにまたハサミを持たせる版画も面白いです。短い作品なので、読み聞かせにも最適です。この本を読んで、ほかの生き物の「なぜ」についても親子で想像を膨らましてみるのも面白いのではないでしょうか。

「潮干狩りin山田海岸」

今年も潮干狩りの季節がやってきます。せっかく海に囲まれた知多半島に住んでいるので、子ども達にもぜひ体験してほしい！

今年から駐車場の入場も予約ではなく先着順となるそうなのでご注意ください。

場所：山田海岸（南知多町大字豊浜）

期間：2023年4月7日㈮～6月20日㈫※開催日時はチラシを確認してください。

料金：【大人(中学生以上)】1,400円【小人(小学生)】1,000円※くまで(かぎ)貸出料1丁100円

問い合わせ先：0569-65-0370(大井漁業協同組合豊丘支所)090-8862-3689(潮干狩り場直通)