子育てお悩み相談③「じっくり考える子になるには?」

子育てお悩み相談③「じっくり考える子になるには?」

子どもの成長や性格はひとりひとり違います。
時に他の子どもと比べて焦ってしまうことや悩んでしまうこともありますよね。
チタナラは、そんなお母さん、お父さんのお悩みの解決に少しでもヒントになればと思っています!
よく相談がある項目について、先輩保護者様や各習い事の先生などに聞いたおすすめや解決方法をお伝えします。

じっくり考えず、すぐに答えを知りたがる。また、適当に答えることが多い。

じっくり考えずにすぐ答えを聞きたがることや、適当に答えてしまうことは、子どもの成長過程において一般的なことです。子どもは好奇心旺盛で、自分の興味を満たしたり、「すぐに目標を達成したい」という欲求が強いためにそのような行動につながります。

しかし、このような思考や行動がクセとなってしまうと、今後大きな問題になる可能性もあるため、幼いうちから考えるクセをつけることが大切です!

そのためには、お子さんが正しい学習の仕方や考え方を身につけるサポートをしましょう。ただ「答えがあっていれば褒められる」という考え方ではなく、「どうやって考えたかが大事」という姿勢を育てていきましょう。

答えではなく「過程」を聞く!

お子さんに対して、「この問題の答えは?」と聞いてしまうことが多いと思います。そうすると、子どもは「答え」のみが大切だと思ってしまいます。

お子さんに対して解答を求めるだけではなく、その解答の過程を質問してあげることが重要です。たとえば、計算問題を解いた時は「どうやってこの答えにたどり着いたの?」というように、お子さんがどのような思考プロセスで答えを導いたのかを尋ねてみましょう。

これにより、お子さん自身が自分の考えを整理し、問題解決の方法をより明確に理解することができます。

成長に合わせた問題を用意する!

お子さんの成長に合わせた問題や課題を用意することも大切です。難易度が適切な問題や課題を与えることで、子どもは自ら考える力を養い、自信を持って取り組むことができます。

ただし、注意してほしいのは、学齢よりも難易度が高い課題や教材を用意してしまうことです。難しすぎる課題を用意すると、問題の意図が分からなかったりと取り組めなかった時に挫折感を与えてしまう恐れがあります。

そのため、お子さんのレベルに合わせて段階的に難易度を上げていくことが重要です。もし家庭だけでは対応が難しい場合は、習い事教室や通信教育を利用するのも一つの手です。

色々な方向から褒める!

適切な評価と褒め言葉も子どもの学びや成長をサポートします。

ただし、褒め言葉は「答えが合っているから褒める」というだけでなく、「考え方が素敵だね」「努力したね」「諦めずに頑張ったね」といった様々な方向から褒めるように心掛けましょう。

これにより、お子さんは「答えを出すこと」だけではなく、「考えること」や「努力すること」の重要性を理解し、学習意欲を継続して高めることができます。

しかし、このような変化は一朝一夕には実現しません。学びの過程には個人差がありますので、焦らずにゆっくりと進めることが大切です。成長を見守りながら、適切なサポートを提供してあげることで、じっくり考える習慣や適切な学びの姿勢は確実に育てていくことができます。