習い事の教科書 - 習い事に通わせるべきか?② -
今回の記事は、習い事を選ぶうえで、まずは習い事に通わせるゴール・目的について考えてみます。
チタナラがよいと考える習い事に通わせるゴール・目的は、「子どものため」だけではなく「家族全体の幸せ」です。
その理由をお伝えします。
習い事に通わせるゴールは「家族の幸せ」に置くのが良い
習い事に通わせる理由は、「こどもがやりたいと言ったから」「将来のため」といった「子どものため」が大半を占めます。
「そりゃそうだよね。」と思われると思いますが、もう一歩踏み込んで、(子どもの幸せはもちろんのこと、)習い事に通わせるゴール・目的を「家族全体の幸せ」にすると、習い事の選び方や向き合い方がより良いものになります。
通わせる側にとっては、どうしてもお月謝や送り迎えなどの負担に目がいってしまい、「子どものためだから、自分は我慢しなくちゃ」という思考になってしまいがちです。このように、片方はメリット、もう片方はデメリットを受ける関係を「Win - Lose(ウィン -ルーズ)」と言いますが、この関係では、子どもがやる気なく通っていたり、しばらく結果がでなかったりすると、「なんのために通わせているのか…。」と落ち込んだり、イライラしたりしてしまいます。それによって子どもも習い事に通いたくなくなってしまい、親も子どもも習い事に対してネガティブな「Lose - Lose」の状態になってしまうことも珍しくありません。
この状況を避けるためには、子どものメリットだけでなく、親にもどのようなメリットがあるのか、もしくはどのように工夫すればメリットが得られるのかを考えながら習い事に向き合い「Win - Win」の状態を目指す必要があります。これが「家族全体の幸せ」を習い事に通わせるゴール・目的にするということです。
習い事が子どものためだけでなく、親や家族全体の幸せにも繋がっていると考えることで、習い事に通わせる負担感も減り、より前向きに子どもをサポートできるようになります。その結果、子どものパフォーマンスも向上し、通わせている側もイライラが少なくなります。
次回は、「子どもが習い事に通うメリット」とは何があるかについてお伝えします。