習い事の教科書 - 習い事に通わせるべきか?① -

習い事の教科書 - 習い事に通わせるべきか?① -

 今回は「習い事に通わせるべきか?」という親御さんの悩みにお答えすべく、チタナラの考える、習い事に通わせるゴール・目的や「子どもにとってのメリット」と「親にとってのメリット」、そして「家族全体の幸せ」を目指すコツについて、全5回に分けてお伝えしていきます。

小学生の80.4%、幼児の56.8%が習い事に通っている?!

小学生の80.4%、幼児の56.8%が習い事に通っている?!

 学研教育総合研究所の「白書シリーズWeb版小学生白書2019年8月調査」、同幼児白書によると、小学生の80.4%、幼児の56.8%が何かしらの習い事に通っているそうです。小学生は1989年度調査が39.1%であったことと比べると、平成と令和を通じて倍以上になったことになります。また幼児も2017年度調査の37.9%と比べると約1.5倍になっており、ここ数年で急激に習い事に通わせるご家庭が増えたことになります。

 このように、全体の傾向を見ると習い事に通わせた方が良いのではと思う一方で、だからといって、「我が子を習い事に通わせるべきか?」これはやはり悩ましいことだと思います。例えば、習い事に通わせることで時間的・金銭的な負担が生じますし、習い事で結果がでるかも不安が残ります。

 しかし、「我が子を習い事に通わせるべきか?」という問いに対する結論を先に伝えると、「やはり習い事には通わせるべき」だと思います。とはいえ、無条件に通わせれば良いというわけではなく、習い事に通わせるゴール・目的を「家族全体の幸せ」とした上で、習い事に向き合っていくべきだと考えています。

 次回の記事では、どうして習い事に通わせるゴール・目的を「家族全体の幸せ」に置くべきなのかについてお話します。