「やればできる」の記憶をつくる夏

「やればできる」の記憶をつくる夏

明光義塾知多教室教室長
小林満隆

全国47都道府県に1,700教室以上を展開する明光義塾。

生徒一人ひとりの目標に合わせて

オーダーメイドの学習プランで対応する個別指導の塾です。

定期テストと受験対策に強い、中学生指導を実施する明光義塾知多教室の小林教室長から、中学生の夏休みの勉強についてアドバイスをいただきました。

学生にとって、夏休み期間中の勉強はどのようにとらえるべきでしょうか?

まず当然、受験生にとって夏休みの勉強はとても大切です。

愛知県の公立高校の入試制度が2023年から変わり、学力検査が2回から1回となり、その時期も早くなります。この夏の間に、中学1年・2年生の総復習をしたり、基礎的なことを暗記したりするなど、受験に備えてしっかり準備しておかないと、2学期に入ってからでは基礎を確認する時間を取るのが難しくなり、受験に間に合わなくなってしまう可能性があります。

中学1年・2年生においても、普段の学習がその場しのぎになっていたり、基礎的なことはわかっていても応用ができていなかったりというお子さまが多いと感じています。夏休みの間に、しっかりと5教科の復習に取り組むことで、これまで学んだことの記憶の定着につなげたり、身につけた基礎的なことを応用につなげたりする力になると思うので、中学1年・2年生にとってもやはり夏休みの勉強は大切です。

夏休み期間中にはどんなことを勉強すれば良いですか?

夏休み期間中にはどんなことを勉強すれば良いですか?

受験生も、中学1年・2年生も、夏休みの大半は復習に費やしてほしいと思っています。

中学1年・2年生の場合、受験生ではないのでそんなに勉強の必要はないのではないか、1学期の学習内容がある程度、理解できているので大丈夫ではないか、という気のゆるみには注意が必要です。

今わかっていることも定期的に復習をしていないと、受験生になったときに「あれ?何だっけ」とわからなくなったり、忘れてしまったりすることがあります。そのときになって後悔しても間に合わないので、日頃から復習にはしっかりと取り組んでほしいと考えています。復習の習慣を見直すためにも夏休みはとても貴重な時間です。

復習と予習のバランスは、お盆を目安にすると良いでしょう。お盆明けまでは復習、お盆明けから予習を始めるくらいが理想的です。1学期の定期テストで高得点が取れているというお子さまは、お盆明けから予習に振り切って良いと思うのですが、基礎的なことが不安だというお子さまは、学習状況によってはお盆明けも復習をした方が良い場合があります。

予習は予習で必要ですが、1学期の基礎的な内容を理解しないまま、2学期の学習に進んでも、結局は授業がわからなくなってしまうので、1学期の学習の不安は夏休みの間に解決するようにしましょう。

夏休みの勉強に向けて教材の選び方を教えてください。

教材は、解説を詳しく掲載しているものがおすすめです。

一般的には、基礎的なことに不安があれば基礎問題が多い問題集を、基礎的なことが理解できていれば応用問題が多い問題集を選びますが、どちらにしても解説が載っている問題集を選びましょう。どんなに良い問題が載っていても、問題を解き終えて、答え合わせをしたときに、間違えた問題が「なぜ間違えたのか」わからないままでは理解が深まりません。間違えた問題やわからない問題の解き方を、解説を見て理解することが最も重要です。

明光義塾では、解説をきちんと掲載した問題集を提供するようにして、お子さまの理解する力を伸ばしています。計算力が弱ければ計算中心に、文章題が苦手なら応用問題を中心になど、お子さまの学習状況に合わせて最適な問題集をアドバイスしています。

夏休み期間中の勉強の計画の立て方について教えてください。

夏休み期間中の勉強の計画の立て方について教えてください。

学校の時間割のように5教科バランス良く学べる計画を立てましょう。

夏休み期間中も、学校の時間割のように、何時までは英語、何時までは数学と、時間を区切って計画を立てると良いでしょう。同じ教科を続けて学習していると、途中で集中力が途切れてしまうこともあるので、5教科をバランス良く学べる時間割を作成するのがおすすめです。

多くの人がやってしまいがちなことで、夏休みの前半は英語に集中して、後半からは数学に集中するなど、特定の教科だけを集中的に学習するというタイプの人がいます。一見、集中して取り組むので理想的なようですが、実は、同じ科目を集中的に学習すると、一時的な記憶、一時的な理解で終わってしまいます。つまり、集中している間は、その教科に集中していますが、次の教科を学習している間に、前に学習した教科を忘れてしまうとされています。

また、英語や数学に集中しすぎると、定期テストや入試では全教科を学習しなければならず、テスト前に慌てて学習しても間に合わないことがあります。国語の読解力はすべての教科の基本です。理科や社会は教科書を読み直すだけでも記憶の定着につながります。結局、すべての教科が他の教科とつながってくるため、5教科をバランス良く学ぶことで学習効果も高まります。

私には小学4年生の息子がいるのですが、新型コロナウィルスの影響で学校が休校になっていた期間に、学校からたくさんの宿題が出ていました。初めの頃は、まったく計画的には進められていませんでしたが、時間割の作成を手助けすることで、スムーズに学習を進められるようになりました。

このとき計画を立てて時間割を作って行動することの重要性を改めて実感しました。

夏休みだから少しのんびりしたい気持ちはわかりますが、規則正しい生活をするためにも、午前中から学習に取り組むようにしましょう。実際の定期テストや入試も、朝から受けることになります。本番のリズムに慣れておくことも大切です。

スケジュールを立てることはできても、スケジュール通りに行動するのは難しいものです。明光義塾では、一人ひとりの目標に合わせて夏休み期間中の勉強をサポートしています。不安な方は、ぜひ明光義塾の夏期講習を活用してください。

明光義塾の夏期講習の特徴について教えてください。

明光義塾の夏期講習は7月1日から始まります。

一般的な夏期講習というと、夏休み期間中から始まるイメージが強いと思いますが、明光義塾では7月1日から8月31日の2カ月間を利用して夏期講習を実施しています。この夏は、受験生にとっては勝負の夏です。早い時期から学習をスタートすることで、周囲の受験生よりゆとりを持って計画的に取り組めます。中学1年・2年生にとっても、より早く復習に取り組めるので、より多くのことを学習できます。

明光義塾では、夏期講習に向けて、生徒カウンセリングや保護者カウンセリングを実施し、一人ひとりの目標に合わせて夏期講習を行っていきます。生徒や保護者と面談して目標を確認したり、目標が決まっていない場合は目標設定から指導しています。

定期テストや模試の結果などを踏まえて、現状から目標に達するまでに何が必要か計画を立てて、一人ひとりに合わせた学習プランで夏期講習を行っていきます。7月1日からスタートするのが理想ですが、夏休みに入る前に、少しでも早い時期からスタートしましょう。

目標が決まっていないときは、将来どんな仕事がしたいのか、具体的な職業でなくても、こんな人になりたいというイメージでも構いません。そのために大学に進学する必要があるのか、進学の必要はないのか。大学に進学が必要なら、どのあたりの高校を目指さなければいけないのか。このように逆算できると目標も立てやすいかもしれません。

子どもたちと話していると、本当は将来やりたいことがあるけれど、自分にできるのかという不安があったり、自分には無理だと思い込んでいたり、自分がやりたいことを口に出せなかったりする子どもが多いと感じています。そんな子どもたちの夢の実現をサポートできるような存在でありたいと思っています。

まだ夢がないという子どももいると思うので、そんなときは、しっかりと寄り添って、将来やりたいことの方向性を見つけてあげられると良いなと思っています。

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夏休みの学習の重要性や勉強の計画の立て方、教材の選び方など、わかりやすく具体的なアドバイスをいただくことができました。お子さまの夏休みの過ごし方に不安がある方は、お近くの明光義塾にご相談ください。明光義塾では、7月1日から夏期講習がスタートしています。お申し込みは随時受付中です。お気軽にお問い合わせください。