【中高生向け】 圧倒的な学力を得るためのたった3つの心得

【中高生向け】 圧倒的な学力を得るためのたった3つの心得

MuKu.COLLEGE(塾レッツ)教室長
平林祐樹

今回は、「高校生活も、将来も。」をテーマとして掲げる半田市の塾、MuKu. COLLEGE(ムクカレッジ)の校舎長である平林祐樹先生に記事を寄稿していただきました。

インタビュー形式ではなく、記事の寄稿という形ですので、ブログ感覚でお読みいただければ幸いです。

それでは、平林先生にバトンタッチします。

はじめに

初めまして!塾Let’sの平林祐樹です。まず、この記事に興味を持ってくれてありがとうございます!

この記事は、『勉強しているのに成績が上がらない』、『自分の努力と結果が伴わない』、『もうちょっと楽して成績をあげたい』と思っている中学生・高校生の読者を対象としています。

 周りに全然勉強してなさそうなのに成績がいい人いませんか?この記事を読むことであなた自身がそういう人になることができるかもしれません!

 また、既に自分の納得のいく成績を得られている人たちも、さらに効率よく成績UPできるかもしれません。よかったら、見出しだけも読んでみてください。

心得1 学年1位も同じ人間。だと思え!

 成績上位者って、別次元の人間だと思っていませんか?私自身、学年1位を獲るまでそのように思っていました。でも実際に全然そんなことないんです。私の平凡さ(むしろ超が付くほどの劣等生)を知っていただくために、私自身の暗黒時代について話をしましょう。

 私の中学時代の成績は『9教科合計で19』でした。そうなんです、全くもって優等生ではありませんでした。(当時は提出物さえ提出していれば1がつくことはなかったので、それにかなり救われていたと思います。)

 当時の私は中学入学当初からなかなか小学生感覚が抜けず、『テスト勉強は最低限(前日の夜にちょろっと教科書を読みました)』、『提出物は叱られてから出す(もちろん答えを丸写し)』、『家庭学習をするだなんて考えもつかない』という中学生でした。当然、定期テストの点数は10点台や20点台。最高得点は中1の最初のテストの英語56点です!笑

 そんな僕が中学3年時には内申を「20UP(19 → 39)」させ、高校に入学してからは「学年1位」を獲り続けることになります。どうですか?どんな人にでもチャンスがあるんだと思えませんか?「わたしも学年1位獲れそう!」と思てきませんか?そう、学年1位は選ばれたエリートだけが獲れるわけではなく、なんの取り柄もない劣等生でもその栄光を掴むことができるのです。

 まずは「だれでも学年1位になれるし、だれでも成績爆上げは可能だ」ということを覚えておいてください。

心得2 「期間限定の勉強」で爆発的に学力を高めろ!

心得2 「期間限定の勉強」で爆発的に学力を高めろ!

 ここからは超がつくほど成績が低かった私が、どのようにして圧倒的な学力を手に入れたについての話をしましょう。

 前章でも言及した通り、中学3年になるまで、本当に悲惨な成績でした。中学2年生の3学期の実力テストでも、相変わらずかなり悪い点数をとっていました。その後の懇談会で担任の先生から「このままだと行ける高校がない。」と言われ、初めてその状況に少しだけ危機感を持ちました。そして、その日を境に猛烈な勉強を・・・はじめるわけでもなく春休みになりました(笑)

 「さて、春休みになったし、本気を出そう!」と、学校でもらった春休みの課題(1・2年生の復習)を広げたものの、解ける問題のほうが少なく自分のレベルに絶望しました。「あれ?俺って相当ヤバい?本当に高校行けないかも。」と思い、それが本気で勉強を始めるキッカケになりました。

 とは言え、勉強方法についてなにも知らなかったので、まずは「春休み限定で無茶苦茶勉強する」という単純(かなり大雑把)な指針だけ決めました。そして、どのように取り組めば長時間勉強できるかに焦点を当て、もう少しだけ細かいルールを作りました。それが「わかりそうな問題から取り組む」でした。

わからないところはやらなくていい。わかりそうなところからやり直す。

 解けない問題にいくら時間をかけても、モチベーションは下がるわ、時間の無駄だわと良いことは一つもありません。それに今まで全く勉強をしてこなかった私が急に高負荷かつ長時間の勉強に耐えられるはずもありません。そこで最初に意識したのが「解けそうな問題を解く」「できる限り長時間の勉強をする」でした。解けそうな問題(もちろん解けないこともある)から取り組むことで、割とノンストレスで勉強を進めることができました。「あ、解けた。これも解けそう。これも同じだ!」と気付くと1単元終わっていました。基本問題が全て解けると少し自信も付きました。そして「次は応用問題を頑張ってみよう!」とも思えることができました。

解答解説を利用する。そして、応用問題の本質を知る。

 解けそうな問題をあらかた片付けると、残っている問題は解けなさそうな問題たち(応用問題)。今までであれば「あ、無理。」と諦めていたところですが、少し自信のついていたこのときは「一度、解答と解説を見てみよう。」と前向きな気持ちで取り組むことができました。すると、先に解けそうな問題をしっかりやっていたせいか、意外に理解することができました。そして、「応用問題は基本問題と基本問題の組み合わせ」だということに気付きました。もちろん、どうしても解けない問題や理解できない解説もありましたので、そういう問題には、付箋を貼り、友だちに(恥をしのんで)聞いて回りました。

 このようにして、モチベーションを維持したまま2~3週間だけ一心不乱に勉強をしました。その結果、春休み明けの実力テストでは過去最高点を取ることができ、そこからの中学生活が一変しました。重要なことは短期間に一気に勉強をすること。これさえできれば「成績爆上げ」のスタート地点には立てます!

心得3 授業は復習として活用せよ!

皆さん、学校の授業なんとなく受けていませんか?実はそれものすごく勿体無いことなのです。実は、中学や高校の授業時間は1年間で平均1,000時間程度だと言われています。この1,000時間の使い方こそが『成績爆上げ』の肝となります。そして、この方法こそが、効率よく圧倒的な学力を得るために一番重要なことです。方法はとてもシンプルで、見出しに書いたとおり、『授業を復習として活用する』だけです。ここではその有用性についてお話をします。

新たな課題

 さて地獄の春休みが終わり、学校の授業にもなんとか追いつくことができました。そして、何より、前章で言及した通り実力テストでは自分の中ではかなりの好成績(主要5科目全てで平均点前後!!笑)を取ることもできました。しかし、そこで新たな壁にぶつかりました。それは『授業は毎日進む』というあたりまえのことでした。既にご存じの通り、私が勉強をしていたのは”春休み”という授業が全く進まない期間でしたので、完全に自分のペースで勉強をすることができていたわけです。しかし、授業が始まると学校のペースに合わせて勉強をしなければいけないようになってしまったのです。気を抜くと、春休み前の自分に逆戻りしてしまうという恐怖感があったので、ここで新たな手を打ちました。

勉強は1日2時間まで。時間割を見ながら予習!

 『できれば勉強はしたくない』という私の根っこの部分は未だ健在です。とは言え、何もできなかったあの頃に戻ることも絶対に避けたかったので、毎日コツコツ短時間の勉強をすることを決意しました。ルールはシンプルで『学校時間の有効利用』、『MAX2時間』の2つです。

 まず考えたことは、意外にも『学校で過ごしている時間には無駄が多い』ということでした。先ほど触れた授業時間もそうですが、授業と授業の間の休憩時間もダラダラと過ごしてしまいがちだということにも気付きました。逆に言えばそういう時間を有効活用できればプライベートの時間(ゲームをする時間)を大きく削ることなく勉強時間を確保することができるということなのです。このルールのおかげで私の勉強スタイルは刷新されました。

 まず家での勉強時間は概ね30分から1時間程度で、内容は『その日の復習と次の日の予習のみ』です。復習の内容は、『授業ノートの読み返し』か『学校のワークを解く』のどちらかで進めました。授業ノートは授業を思い出しやすくするために、授業中に先生が言っていた面白い話(つまらない話でも)やギャグなどもメモをするようにしていました。『学校のワーク』は後に定期テスト前の課題となって襲いかかってきますので、先に終わらせるようにしていました。ちなみにワークは家で進めるよりも、学校の休憩時間などで進めることのほうが多かったです。予習の内容は『進みそうな範囲を予想して、教科書を2,3回読んでみる』だけです。数学は例題も解いていました。そして、イメージしにくい箇所や、よくわからないところには付箋を貼って次の日の授業で解決させるようにしました。

予習を少しするだけで授業に意味が出る!

 普段ダラダラ受けている授業も、予習をすると途端に重要な時間になります。わからないところにはあらかじめ付箋が貼ってあるのでそこは特に集中して聞くようになりました。

 それ以外の時間は、主に問題を解くことに費やしました。結果として、授業の理解度が大幅に上がり、復習の時間も「ノートを読み返す」程度で済むようになります。ここまで来れれば、もう勉強で苦労することはありません。

 いかがでしたか?かなりの長文でしたので、「なんだか大変そう!」と感じたかもしれませんが、実際にやってみると労力はとても小さいです。何より、労力以上の結果が必ず返ってきますので、ヤル価値は十分にあります!

それに、私のような超劣等生にでもできたことですから、皆さんであればもっと大きな成果が出ると思います!今の自分を変えたい!成績UPさせて志望校に合格したい!という方は是非実践してみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました。 

画像がありません。

平林先生、ありがとうございました。

成績を急上昇させるコツは、

まずは自分にもできるんだと自信を持つこと、

そして短期間にグっと勉強して今までの遅れを取り戻して、

さらに授業を復習として活用できるようにする。

とてもシンプルですが、誰でもできるやり方に感じました。

この記事で一人でも多くの中学生、高校生の成績が上がると私達も嬉しいです!